ロメールな気分

tofu22005-07-18


フランス映画が好きな理由のひとつに、カルチャー・ショックがデカイからっていうのがある。「おいおい、それはワガママでしょ、アンタ」みたいな発想で、我が道をいく恋愛が多いでしょ。それが心地よいのです、なぜか。さらに、「え? それだけモメといて、死んじゃうのかい…」みたいな唐突な終わり方とかされると、さらにおもしろくてね。だから、というか、好きな監督は、クロード・シャブロル。「いとこ同志」とか良いですね。ルイ・マルの「鬼火」とか「死刑台のエレベーター」も良いですね。それから、わかりやすくておもしろいってことで、トリュフォーも大好きではあるけど。あとは、最近ではレティシア・マッソンやクレール・ドゥニが良いですねー。両者とも音楽の趣味がよいからね。


で、エリック・ロメールです。日本の女子は、フランス映画といえば、おしゃれで可愛らしい雰囲気溢れまくりのエリック・ロメール大好き率が高い。それと学生時代はアフタヌーンティーでデートしたなあ、とかの男子あたりからすすめられるフランス映画もロメール率が高いようですね。「クレールの膝」「海辺のポーリーヌ」とか。シャブロル好きの私は、どうも苦手な作品が多かった。でも「獅子座」「満月の夜」「モード家の一夜」「夏物語」だけは好きだったのだけれど。基本的には、よくわからんかったね、ロメール映画。


なのに、なぜか、突然、「あ〜ロメールっぽい映画が観たいっ」と思ってしまいまして。調べてみましたよ。私が好きな感じのロメール作品はどれかなと。そしたら、下記にわかりやすくまとめている*1人がいらして。


なるほど、シリーズものが苦手だったようですね、私。でも、なぜか、ここ最近は、とても「クレールの膝」が観たいのですよ。「海辺のポーリーヌ」が気になるのですよ。なぜかな。


とかいって「赤と青のブルース」も大好きなので、調べたら売ってるのね、日本版。買ってみた。マリー・ラフォレが歌う「サント・ロペ」はホントに名曲。ついでに、マルグリット・デュラスの「インディア・ソング」とかも調べたら、あるんだよね、これが。2800円とかで。すごいな日本って。もちろん買ってみたよ。

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◎-六つの教訓的物語 ○-喜劇とことわざ ●-四季の物語


1959 □ 獅子座 / Le Signe Du Lion
1962 ◎ モンソーのパン屋の娘 / La Boulangere De Monceau
1963 ◎ シュザンヌの生き方 / La Carriere De Suzanne
1964 □ パリところどころ / Paris Vu Par...
1966 ◎ コレクションする女 / La Collectionneuse
1969 ◎ モード家の一夜 / Ma Nuit Chez Maud
1970 ◎ クレールの膝 / Le Genou De Claire
1972 ◎ 愛の昼下がり / L'amour L'apres-midi
1975 □ O侯爵夫人 / Die Marquise von O...
1977 □ 聖杯伝説 / Perceval Le Gallois
1980 ○ 飛行士の妻 / La Femme De L'aviateur
1981 ○ 美しき結婚 / Le Beau Mariage
1982 ○ 海辺のポーリーヌ / Pauline a La Plage
1984 ○ 満月の夜 / Les Nuits De La Pleine Lune
1985 ○ 緑の光線 / La Rayon Vert
1986 □ レネットとミラベル 四つの冒険 / Quatre Aventures De Reinette Et Mirabelle
1986 ○ 友だちの恋人 / L'ami De Mon Amie
1989 ● 春のソナタ / Conte Des Quatre Saisons: Conte De Printemps
1991 ● 冬物語 / Conte Des Quatre Saisons: Conte D'hiver
1993 □ 木と市長と文化会館 または七つの偶然 / L'arbre Le Maire Et La Mediatheque Ou Les Sept Hasards
1995 □ パリのランデブー / Les Rendez-vous De Paris
1996 ● 夏物語 / Conte Des Quatre Saisons: Conte D'ete
1998 ● 恋の秋 / Conte Des Quatre Saisons: Conte D'automne
2000 □ グレースと公爵 / L'anglaise Et Le Duc