2004-07-01から1ヶ月間の記事一覧

ベアールとユペール、さすがです

■『感傷的な運命』2000/フランス/180分/オリヴィエ・アサイヤス監督日仏にて鑑賞。この作品、今回で3度目。というのも、2回はフランス映画の英語字幕作品だったもので、ついつい途中で眠ってしまって、内容を覚えていない。今回は日本語字幕っつうことで…

「モダンってなに?」展に行った

六本木ヒルズ内森タワー53階にある美術館、「森美術館*1」に行ってきた。この界隈は、しばしばハリウッド大作のプロモーションが開催される場所。仕事でたま〜に来るけど、毎回気分が良くない。バブリー気分で許容範囲を越えた懸命さで仰々しいイベントを開…

時代別音楽ベスト5!70年代編〜90年代編

時代別音楽ベスト5!70年代編 ★カーペンターズ/「クロース・トゥーユー」(70) バート・バカラックが作曲した楽曲。ディオンヌ・ワーウィックなど多くの人がカバーされていたが、ヒットに至らしめたのはカーペンターズ。『クローサー』でカレン・モクが歌…

21世紀ヒーロー・悪役投票リスト

21世紀ヒーロー・投票リスト ★ガンダルフ/『ロード・オブ・ザ・リング』(01) 旅の仲間を集めて統括する頼れるヒーロー。命をかけて仲間を救い、再び強くなって生き返る神話的物語ならではの存在。 ★ジョン・アンダートン/『マイノリティー・リポート』(…

悪役ベスト10

★ハンニバル・レクター/『羊たちの沈黙』(90) 連続猟奇殺人犯のプロファイリング制作に協力した、医学博士。独自すぎる美学を徹底するため、人をモノとして扱う狂気の美食家。 ★ダース・べイダー/『スター・ウォーズ』(77) フォースを扱う、元ジェダイ…

日本のヒーロー90年代編

濱マイク/『我が人生最悪の時』(94)『遥かな時代の階段を』(95)『罠』(96) 横浜の黄金町にある映画館“横浜日劇”の2階に事務所を構える私立探偵。モノクロの映像が往年の日活無国籍活劇のテイストを感じさせる林海像監督と永瀬正敏のコンビの人気シリ…

日本のヒーロー80年代編

★伊達邦彦『野獣死すべし』(80) 通信社の元カメラマン。通訳の仕事をしながら、管理社会に喝を入れる一匹狼。戦地を渡り歩いた経験から、死に取り憑かれたかのように狂気の世界へ! 和製ハード・ボイルド・ヒーローなら、70年代の『蘇える金狼』と80年代の…

日本のヒーロー70年代編

★拝一刀/『子連れ狼 子を貸し腕貸しつかまつる』(72) 「子を貸し腕貸しつかまつる」と書いた旗を箱車に立てて歩く謎の男。幼児、大五郎の母を殺した柳生一族に恨みを持ちつつ、どんな困難な依頼も必ず果たす腕利きの刺客。★朝倉哲也/『蘇える金狼』(79…

カリスマ・ヒーロー90年代編

★オスカー・シンドラー/『シンドラーのリスト』(93) 第二次大戦化のドイツの実業家。自らが経営する工場でユダヤ人を働かせ、強制収容所送りから彼らを救う民間人ヒーロー。 ★マルコムX/『マルコムX』(92) 黒人解放指導者。強盗犯として刑務所にいた時…

カリスマ・ヒーロー80年代編

★マーフィー/『ロボコップ』(87) 近未来のデトロイトで、ロボット警官にさせられた心優しき刑事。腰でピストルをクルクルっと回す仕草を得意とするのは、息子が大好きだったTVヒーローを真似ているから。そんな人間らしさを残すロボコップだが、悪人は徹…

カリスマ・ヒーロー70年代編

★ハリー・キャラハン/『ダーティー・ハリー』(71)(73)(76)(84)(88) 44マグナムを携えて、己の信念を貫き街の悪を追いつめる、サンフランシスコ市警のハリー・キャラハン警部。上司の指示を無視する乱暴な捜査っぷりで、たてつく凶悪犯には容赦な…

「映画のヒーロー90年代編」

★ジャック・ライアン/『レッド・オクトーバーを追え!』(89)『パトリオットゲーム』(92)『今そこにある危機』(94) 潜水艦によるソ連からの亡命者を助け、IRAテロリストと戦い、コロンビアの麻薬カルテルに立ち向かう、ほとんど無敵のアメリカン・ヒー…

「映画のヒーロー80年代編」

★インディアナ・ジョーンズ/『インディ・ジョーンズ 失われた聖櫃<アーク>』(81)『インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説』(84)『インディ・ジョーンズ 最後の聖戦』(89) 冒険ばかりしているニューヨーク大学の考古学者。アメリカ政府からの要請で“黄金…

「ヒーロー特集」

20世紀の映画・音楽の歴史総括か!!ってくらい調べる範囲が膨大だったけど、企画がおもしろいので、がんばりました。堂々の謎の未掲載記事10です。 ■アメコミ・ヒーローが活躍する中、アジアの精鋭たちによるヒーロー・ムービー『HERO』(チャン・イーモウ…

ヌーヴェルバーグばかりがフランス映画じゃない

40℃ですか?っつうくらい暑い中、日仏で映画。19時からだけど、自転車で20分走ったら、クラクラした。。。 ■『アラン・レネのアトリエ、『恋するシャンソン』を巡って』 (監督:フランソワ・トマ/1997年/50分/フランス語・英語字幕) アニエス・ジャウイ…

肌の調子が絶不調

暑すぎるせいなのか、肌の調子が絶不調なので皮膚科へ行く。新しい塗り薬を処方してもらう。最初はほてりや痒みがあるかもしれないから、保冷剤とかで冷やしてみて、とのこと。年齢によって皮膚の調子が変わってくるとはいえ、調子のよい時期が短すぎる…。手…

本日の試写

『17歳の処方箋/IGBY GOES DOWN』昨年から公開を待っていた作品がついに日本上陸!主演はキーラン・カルキン、内容は“サリンジャーの「ライ麦畑でつかまえて」のホールディン・コーンフィールドのようだ”なんていう批評を見ていたので、期待しないはずがな…

『アンダーワールド』レン・ワイズマン監督単独インタビュー

ヴァパイア一族と狼男一族の壮絶なる戦い、そして人間との悲恋を描く、ゴシック・サイバー・アクションが公開される。アクション・ヒロインとしてヴァンパイア女戦士に扮するのは、『パール・ハーバー』のケイト・ベッキンセール。ブラックレザーのロングコ…

「ザ・ダットサンズ」インタビュー

ニュージーランド出身のガレージ・ロックバンド、ザ・ダットサンズ。02年にデビューアルバム「ザ・ダットサンズ」をリリースし、ヴィンテージ・ロックを彷彿とさせるサウンドで、日本のロックファンを魅了した彼らが、待望のセカンドアルバム「Outta Sight O…

ケイティ・ローズ ショーケース・ライブ・リポート

ケイティ・ローズ、若干17歳。本物のロック・シンガーの誕生だ。ガーリーな魅力と骨太なロックのテクニックを持っているケイティはLA出身。父親は元ポコのメンバーで、クロスビー・スティル&ナッシュやアート・ガーファンクルのツアー・キーボーディスト、…

「新世代フレンチ・セレブの恋愛観」

「愛は、喜びを分かち合うため、幸せになるためにあるもの。恋愛をするために苦しんでいるようなら続ける必要はないわ」(ソフィー・カントン『誰がバンビを殺したの?』主演) とても可愛らしい女の子だ。作品タイトル『誰がバンビを殺したの?』は彼女から…

「新世代フレンチ・セレブの恋愛観」

「恋をしている時は不安定なもの。でもアンバランスの中でこそ人生は前進するのだと思う」(ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ『ラクダと針の穴』監督・主演) フランス映画界にいなくてはならない才能豊かな女優の一人。初監督作品『ラクダと針の穴』で、愛す…

「新世代フレンチ・セレブの恋愛観」

「“premier fois(初めての出会い)”という感覚を大切にすること。最初の出会いで感じたことって美しいよね」(マチュー・アマルリック『運命のつくり方』主演) アルノー・デプレシャン監督の『そして僕は恋をする』で日本でもファンの多いマチュー・アマル…

「新世代フレンチ・セレブの恋愛観」

「恋愛をするには、お互いを愛し合うことが必要。そして、夢中になりつつも寛容になるということもね」 (クロチルド・クロー『キスはご自由に』『僕のアイドル』) 女らしさと芯の強さを感じさせるクロチルド・クロー。『僕のアイドル』では、仕事に夢中で…

「新世代フレンチ・セレブの恋愛観」

■恋人たちを生き生きと描くフランス映画。恋人への愛だけでなく、家族への愛、兄弟姉妹への愛。様々な愛を描きながら、人生を謳歌するために必要不可欠なものは愛に他ならない。ということで、これからのフランス映画界を担う新進気鋭の女優・俳優に、フラン…

暑過ぎて夏バテ

なので「2003年 第11回フランス映画祭インタビュー」です。 企画モノとしてインタビューした…けど堂々の謎の未掲載記事02です。

パン屋さん「ペリカン」!

七夕ですが、色っぽい予定が皆無なので、尋常でない暑さの中、浅草探索をしてみました。都営浅草線の浅草駅で待ち合わせして、歩いて浅草寺へ。お参りしてから、仲見世の横にある「今半・別館」にてしゃぶしゃぶランチ(1350円くらい)。仲見世横にある手ぬ…

バート・ランカスターがカッコいい

新宿南口、ジャーナル・スタンダードの3階にあるカフェにて打ち合わせ*1。サックリと隔週でインタビューとか特集とかやっていきましょう、となる。 7時からテアトルタイムズスクエアにて『山猫』の試写。学生の時に観て感激した作品だから、もう一度劇場で観…

本日の試写

『なぜ彼女は愛しすぎたのか/clement』(01年・フランス・132分) エマニュエル・ベルコ監督・主演作品。パリに住む30歳の女性マリオンは、恋人も友人もいて仕事も充実しているが、13歳の男の子クレモンから興味を示され、次第に恋に墜ち、そして無残に捨て…

日仏にて『不実な女』鑑賞。

1969年・フランス・クロード・シャブロル監督作品。02年のエイドリアン・ライン監督による『運命の女』は、この作品のリメイク。 ■ストーリー パリ郊外に住む夫婦。目に入れても痛くないほどにかわいい一人息子と3人で、何不自由のない生活を送っている。し…