本日の試写
『ニール・ヤング／グリーンデイル*1』[greendale]2004年／アメリカ／82分／ニール・ヤング（バーナード・シェイキー）監督・音楽・撮影
吉祥寺バウスシアターにてニール・ヤングが監督したロックミュージカル「グリーンデイル」爆音試写。
爆音で約90分間、ニール・ヤングの「グルーンデイル」を聴きまくる映画。ライブ仕様のPAがスクリーン両脇にドッカリと陣取って、爆音を放つので、最前列で観るより、中央席で観た方がいい音が体感できるんだそうです。私は中央、左ブロックの一番前で鑑賞したので、爆音直撃、低音が腹に響きまくりでした。
これは絶対体験すべき！音にシビれて、半日は耳がおかしくなるけど。セリフは一切なく、曲の歌詞をそのまま登場人物が演じていて、これがとても心に響く。8mmで撮影したものを劇場用フィルムにのばした映像なので、粒子が粗くて動きもぎこちなく写っているけど、それが作品のメッセージをより強く感じさせる要素になっている。
「愛と思いやりがあれば、お前がいてもいなくても、世の中は動いていくんだよ」なんて歌詞があったりする。ダライ・ラマが言ってた「宗教なんか必要と感じない生活が一番なんだよ」って言葉を思い出したりして。世界の宗教家が「俺なんかいなくても世界がうまくいければ、それが一番なんだよ」ってなことを言う。この言葉を聞いたときは、結構な衝撃を受けたな。そんなことも思い出したりする、映画でしたよ。
