片腕刀士

tofu22004-10-23


渋谷Bunkamuraにて東京国際映画祭TIFF)の一本。明日上映される分のチケットを手に入れるために、この映画を観に来たようなものなんだけど、なんと、渋谷にはTIFFの事務局がない。「29(金)から3日間だけ」とのこと。え?じゃあ、六本木に行かなければ、何にも手続きできないってこと?じゃあ、渋谷で観る意味がないじゃん。ああ、やられた。一気に全てのやる気が失せた。まあ、『片腕刀士』は何だか妙でおもしろかったからいいけど。真面目だけどちょいとオトボケ顔のジミー・ウォング氏だから、妙ちきりんな展開も許せちゃう不思議な映画。


【とあるシーン】
悪党に捕らわれた師匠の娘を救出するのに、顔をお面で隠していたジミー・ウォング
「なぜ俺だと分かった?」
「幼い頃からずっと聞いていた声だもの」
(「いやいや、その前にアンタ、片腕だから!」会場の全員が心の中でツッコミ!)


そういえば上映中に、新潟県中越地震でガシガシ揺れてました。で、無駄な疲労と風邪気味と地震が重なったので、夜のサイレント・ムービーでバスター・キートンを観ようと思ったけど帰宅。風邪は一気に悪化し、咳で夜は眠れず…。


【覚え書き】
『片腕刀士』「One armed sword man」67年・香港・110分・チャン・チェ監督
『片腕ドラゴン』「ONE-ARMED BOXER」72年・香港・93分・ジミー・ウォング監督・主演
キル・ビル』ネタの『片腕カンフー対空とぶギロチン』「ONE-ARMED BOXER VS. FLYING GUILLOTINE」75年・香港・85分・ジミー・ウォング監督・主演