ジンガロ初体験

tofu22005-05-05


騎馬オペラ・ジンガロの『Loungta−ルンタ』*1です。フランスのオフィシャルサイトはこちら*2。写真は、主催者であり、構想・美術・演出を手掛けたバルタバスさん。映画『ジェリコー・マゼッパ伝説*3』の監督でもあります。


行ってきましたよ、ジンガロ。客層は、意外と落ち着いてましたね。まあ、値段が高いっすからね。8000円、14000円、18000円、24000円っすから。。。会場は特設テントが作られてまして、円形のステージで赤茶色の土が敷かれてた中央の円と段差のある外円には白い土。座席はその円形のステージを囲むように高い階段式に並べられているので、前の人の頭が膝くらいに位置してます。だから、一番後ろでも結構よく見えるのが良心的な設計だなと思いましたよ。


まずは会場に入ってみると、チベット僧が奏でるホーミーのような歌が響いてました。ホンモノのホーミーを聴けたってのが、ものすごい感動です。「喉歌」(ThroatSinging)と呼ぶこともあるらしいですが、ひとりでいくつかの音程を発生する口笛のような感じっすかね。低音がメインなので、その音を聴くと別世界に誘い込まれますね。そして、馬がですね、演技するんですね、パカッパカって蹄の音が全くしないんですよ。それで、フランスの、というか、ヨーロッパの感覚というのは、素直で直感的なんだと思うんだけど、神秘的な物語を感覚で理解し、その感性をそのまま表現するわけですよ。するとですね、本人および、理解できる人、もしくは共有したい人が感情を形にするので、感覚で理解しなければいけないわけです。それは芸術の域に高める術とも言えるし、高尚な雰囲気を醸しだしもしますね。まあ、これもありって感じです。。。