『愛のむきだし』

「え？　まだ見てないんですか！？」と言われて、やっと見た。おもしろ〜い！　本編237分ずーっとおもしろかった。というか、まだまだ続きがあれば見たいです。

主人公がクリスチャンという設定なので、パク・チャヌク監督の『乾き』を思い出した。どちらもなんだか笑ってしまうシーンが大量にあり、それぞれの監督は、思い当たる方向性に同じものでもあるのかしら？とか。

とはいえ、『乾き』はバンパイア映画という要素が強めなので、少し軽めなものとして観ることもできるけど、

『愛のむきだし』は、セコさ(パンチラ)と壮大さ（信仰の存在意義）が練りこまれたまさに愛の物語（愛を恥じるな！むきだし上等！）なので、若干重みがあるかも。そんな中、エロなのにっサラっとしてるのは、中学生レベルのエロ（パンチラ盗撮と初恋）だからか・・・？

両作品とも、エロ（ス）と、罪を許してほしいと願う信仰の絡み方が見事。見ごたえがっつり。

そして、『愛のむきだし』の主人公を演じた西島隆弘はさすがに「ダンスの国の王子様（NHKの番組）」だなーな、手足の長さと華麗な動き。見惚れました。

心地よいです、テーマ曲

バッチリです、ベートーベン交響曲第7番第2楽章