21世紀ヒーロー・悪役投票リスト - 伊藤よしこのパ・マル・シネマ日記

tofu22004-07-28

21世紀ヒーロー・投票リスト

★ガンダルフ／『ロード・オブ・ザ・リング』（01）
　旅の仲間を集めて統括する頼れるヒーロー。命をかけて仲間を救い、再び強くなって生き返る神話的物語ならではの存在。

★ジョン・アンダートン／『マイノリティー・リポート』（02）
　管理社会に疑問を持ち、自らの所属する管理システムの矛盾を暴くヒーロー。網膜確認システムを欺くために、偽造眼球の制作を依頼したはいいが、腐った牛乳を飲まされたり、目玉を転がしたりと大忙し。

★ピーター・パーカー／『スパイダーマン』（02）
　冴えない高校生が特殊能力を持ち、街の悪い奴をやっつけるヒーローに。実践に備えて人知れず能力を試してみたり、スクープ写真を偽造して手に職を得たりと、やること全てが、好きな子を振り向かせるためってところが微笑ましい。

★マキシマス／『グラディエイター』(00)
　古代ローマ帝国で皇帝に仕えたが、陰謀により妻子を殺され、見せ物として猛獣や人間と闘う剣闘士になる元将軍。次々と猛獣をなぎ倒したり、仲間を募ったりと、その戦術と手腕はさすが将軍。

★ハリー・ポッター／『ハリー・ポッターと賢者の石』（01）（02）
　伝説の魔法使いの息子にして、正統派優等生。叔父さん、叔母さんたちに虐げられながらも、魔法学校へ入学。学校行事で大活躍したり、奇妙な事件に魔法を駆使して挑んだりするみんなのヒーロー。

21世紀悪役・投票リスト

★ビル・ザ・ブッチャー／『ギャング・オブ・ニューヨーク』（01）
　19世紀半ばのニューヨークで、ギャングたちを総括する肉屋の主。肉をさばくが如く人を斬ることをモットーに、敵対する神父への敬意を持ち続けた荒くれ者。

★ブルズアイ／『デアデビル』（03）
　手にしたもの全てを武器にする男。善良な老女にピーナツを投げつけたり、見張りを“おもしろいから”殺しちゃったりと、やりたい放題。

★グリーン・ゴブリン／『スパイダーマン』（02）
　軍需企業の元経営者。自らの欲望をコントロールできずに人格が分裂し、やがてグリーン・ゴブリンと化す。鏡に向かって善と悪の葛藤をしてみたり、敵となる相手に直談判してみたりと、大人らしからぬ行動が割と滑稽。

★コモデウス／『グラディエーター』（00）
　皇帝の父を殺し、自分の天下とした愚皇帝。絶大なる権力を持ちながらも、姉に裏切られたり、信じられる人が身近にいなかったりと、悲哀感ある孤独な暴君。

★サルマン／『ロード・オブ・ザ・リング』
　元、偉大なる白の魔法使いにして、現、冥王サウロンの手下。野心を満足させるために悪に寝返り、最強の魔力を手に入れてしまった、恐るべき存在。

映画の中のヒーローを独断と偏見で年代別にピックアップ！

「映画のヒーロー70年代編*1」
「映画のヒーロー80年代編*2」
「映画のヒーロー90年代編*3」
「カリスマ・ヒーロー70年代編*4」
「カリスマ・ヒーロー80年代編*5」
「カリスマ・ヒーロー90年代編*6」
「日本のヒーロー70年代編*7」
「日本のヒーロー80年代編*8」
「日本のヒーロー90年代編*9」
「悪役ベスト10*10」
「21世紀ヒーロー・悪役投票リスト*11」
「時代別音楽ベスト5！70年代編〜90年代編*12」