グランダムール

tofu22004-11-05


先日、風邪をひきつつ授業を受けていたら先生が何度も何度も何かを言っている。「なに?」って顔をしていたら、「風邪の人にいう決まり言葉」を言っているようだ。たぶん「A Vos souhaits!」かな?「Bless you!」みたいなものかな?で、「くしゃみをする度に、願い事を思うと叶うわよ」とか何とか言われる。そうなの?風邪も悪くないね、みたいな感じで、微笑み返しをしていたら、「そうよ、例えばグラン・ダムールとかね」とか言われる。その単語は聞き取れた!


「Grand amour/グランダムール」。フランスの香水メーカー「Annick goutal/アニック・グタール*1」にそういう名前の香水があって、買ってみようかなと悩んでいたばかりだったので。このメーカーは乙女な友人に教えてもらったんだけど、天然素材だけを使って製造した香水らしく、そういう香水は持っていなかったので、気になっていて。で、ここの香水には、乙女たちが買わずに入られない気持ちにさせるネーミングが多くて、「Ce soir ou jamais/ス・ソワール・ウ・ジャメ(今夜じゃなければもう二度と…)」とか「Quel amour/ケラムール(なんて愛なの!)」とかがある。恋に憧れる乙女の心をくすぐるキーワードばかりなので、自分で選んで自分で買っちゃえっとかになる人が多いような。瓶もクラシカルで乙女ムードを醸し出すスタイル*2だし。このメーカーは、アニック女史が創ったもので、今は娘のカミーユさんと彼女の女友だちが香りを造っているらしい。だからネーミングも乙女っぽくなるのかな。まさに乙女による乙女のための香水。


香水ってものは、自分が好きな香りと、自分に合う香りってのがあるような気がする。それが一緒になった時、自分のことを知ってる大人な人になれるんだろうなあ。私も自分の香りってやつの数を増やしていこうと思ってるけど、これがなかなか難しい。なので、とりあえず、自分の香りを増やすためにやっていることは、まずは気に入った香りを購入して、それを使ってみる。それで、その時どんな感じで過ごせたかで、自分に合った香りなのかを判断して継続するかを決める。気分よく過ごせることが多い香りを、自分の香りってことにするわけですね。今のところ、そういう感じで自分の香りになった香水はディオールのジャドールです。


あと、基本的にはバラの香りが好きなようで、でもバラってちょっと間違えると、昔の化粧の匂いになっちゃうから、モダンなバラな香りをみつけるのが難しい。さらにベリーものが入っているフルーティ・フローラルってやつが好きなようです。でも、もうちょっと大人っぽい香りもほしいなあと思っていて、それで、アニック・グタールのグランダムールかなあ、とか勝手に思ってたりしてたところなわけです。購入するかは今だ検討中。