チャウ・シンチー!

tofu22004-10-30

カンフーハッスル*1』100分


Bukamuraオーチャードホールにて。チャウ・シンチーが来た!渋谷には来ないと思っていたからビックリ。その前にびっくりしたのは一番目のど真ん中の席だったこと。恐縮しちゃって、人が大勢入ってくるまで廊下にいたよ。取材でも何でもないのに…。

で、ご本人登場。「かわいい〜!」とか言う歓声が。え?かわいいって『食神*2』の人だけど…。でもまあ、そうなのかも。憧れのブルース・リーが着ていたユニフォームに袖を通し、若干緊張しているかのように両手両足にギュっと力を込めて(手のひらはグー)、微妙な角度に足を開いた状態で正面向いて直立不動になっていたので。緊張してたのか、感動して泣いていたのか、笑わせようとしていたのかは不明。


で、映画は、カンフー大好き!映画大好き!マンガ大好き!な中学生(将来の夢はブルース・リーになること!)が、授業中に妄想してノートに落書きしたマンガを、みんなで回し読みしながら、そのまま校庭の裏で実践してみて、それを最高のアクションとテクニックでフィルムで撮ってみたら、最高にエンターテインメントなナイス映画が出来ちゃってましたって感じで、とにかく、男の子テイスト炸裂。


シルクハットと黒スーツ、手に斧を携えた謎の殺戮集団とボスが牛耳るとある街で、突如始まる謎ミュージカル。続いて、うらぶれたスラム街「豚小屋砦」で家賃にうるさい大家夫妻と彼らに媚びへつらいながらものんびり暮らす人々。そこに現れる謎の二人。砂埃舞う中、足もとだけを撮して、そこに空っ風が吹いたりして。まるで西部劇。でもそこは『喜劇王*3』の人。ご本人は純愛まっしくらな夢見るダメ人間で、登場人物が実はすごかったり、もしくは、すごくダメだったりして、アクションはマンガそのままだったりする。ご本人が男の子モノ映画とかマンガとかのマニアな人ってことは、よく分かりました。『少林サッカー*4』だって、「キャプテン翼」を実写化したいなとか思ったからだって聞いたことあるし。かわいいって歓声があがるのもちょっと納得。